2021.02.10
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2月10日は「世界マメの日 (World Pulses Day)」

今日2月10日は、「世界マメの日 (World Pulses Day)」です。
2018年の国連総会で、2月10日を「世界マメの日 」とすることが定められ、FAO(国際連合食糧農業機関)も、マメ類の生産を推奨しています。

農業は、気候変動の原因となる温室効果ガスの業種別総排出量で上位に位置しており、家畜から発生するメタン等がその大部分を占めています。WWF(世界自然保護基金)はレポートで、「肉食を減らすことで、気候、生物の多様性、食糧供給に利益をもたらす」としており、野生動物の減少や森林伐採など、人間だけでなく動物や環境にも大きな影響を与える現在の食料生産から、よりサステナブル(持続可能)な生産方法に移行することが求められています。

そこで救世主となるのが、大豆、ひよこ豆、えんどう豆などのマメ類。
植物性食品の生産は、動物性食品に比べて温室効果ガスの排出が少なく、ミネラルやタンパク質など栄養価が非常に高いマメ類は、動物性の食料に比べて手頃なため貧困地域でも入手しやすく、飼料にも使えます。
また、マメ類の多くは干ばつ耐性があるため乾燥地域に理想的な作物で、栽培することで土壌改良など環境に良いさまざまな働きがあると言われており、途上国で多く栽培されているマメ類を消費することは、食糧不足の解消にもつながります。

SDGsの17の目標のうちの、2「飢餓をゼロに」、3「すベての人に健康と福祉を」、12「つくる責任 つかう責任」、13「気候変動に具体的な対策を」に貢献できるマメ類は、まさにスーパーフード。FAOも、「マメ類は人間、動物、環境に好影響があり、SDGsに貢献する」としています。
2021年の「世界マメの日」のテーマは、「持続可能な未来のための栄養価の高い種 (Nutritious Seeds for a Sustainable Future)」。この機会に、私たちの生産と消費が地球に与える影響、持続可能な食料生産について考えてみてはいかがでしょうか。


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