
PEACE DAY monthly21 #4 平和学-日本の平和貢献のあるべき姿を考える
一般財団法人PEACE DAYでは、毎月21日にオンラインイベント「PEACE DAY monthly 21」を開催しています。
社会課題解決に向けて取り組んでいるゲストをお招きし、参加者との対話を通じて、平和を信じる一人ひとりの想いと行動をつなぎ、パートナーシップで実現する仕組みをつくっていきます。
1月のテーマは、「平和学」。
「日本の平和貢献のあるべき姿を考える」をテーマに、「積極的平和」についてより理解を深める時間をお届けします。
「平和学の父」として著名で、「積極的平和」概念の生みの親であるヨハン・ガルトゥング博士。1959年に世界初の平和研究の専門機関、オスロ国際平和研究所(PRIO)を創設以後、平和学の教授としてコロンビア大学、立命館大学など世界中で教鞭をとってきました。
本イベントでは、講演録「日本は今後どう世界の平和に貢献していくべきなのか?」(2015年8月21日)を本邦初上映し、「ガルトゥング平和学入門」を共著するなどガルトゥング博士と親交の深い奥本京子教授がご登壇。ガルトゥング博士の理論を解説していただきます。
そして、「日本の積極的平和貢献のあるべき姿を考える~東アジアの平和を実現するために~」をテーマに、一般財団法人PEACE DAYから井上高志代表理事、関根健次理事が加わりディスカッションします。
多くの皆様のご参加を、心よりお待ちしております。
参加お申し込みは、こちら
○主催:一般財団法人PEACE DAY
○日時:1月21日(金)19:00~20:30(zoom入室開始 18:55)
○参加方法:zoom ONLINE
○講演映像:
ヨハン・ガルトゥング博士(Johan Galtung)
1930年ノルウェー生まれ。平和学の第一人者で世界的に「平和学の父」として知られる。1959年に世界初の平和研究の専門機関、オスロ国際平和研究所(PRIO)を創設。1964年には影響力のある専門誌、平和研究ジャーナル(Journal of Peace Research)を創刊。その他多くの平和研究機関設立に貢献している。
平和学の教授としてコロンビア大学、立命館大学など世界中で数千人の学生を指導。
1957年からこれまでに200以上の国家間、宗教間紛争を調停した経験を持つ。
平和を戦争のない状態と捉える「消極的平和」に加えて、貧困、抑圧、差別などの「構造的暴力」がない「積極的平和」を提起し、
平和の理解に画期的な転換をもたらした。また紛争解決ではなく紛争転換という考え方、トランセンド法(超越法)を発案し、
1987年にもう一つのノーベル賞と言われる「ライト・ライブリフッド賞」を受賞している。
これまでに発表した平和に関する文献は共著を含み1600以上で著書は160を数える。
2000年には世界初のオンラインで平和学が学べる大学、トランセンド平和大学を創設した。
また、国際NGOトランセンドの創設者で代表でもある。2016年ノーベル平和賞受賞候補者としてノミネートされている。
○ゲストスピーカー:
・奥本 京子さん (大阪女学院大学 国際・英語学部、21世紀国際共生研究科 教授、NARPI[東北アジア地域平和構築インスティテュート]運営委員会、副委員長、国際トランセンド東北アジア・コンビーナー、日本平和学会理事、広報委員会委員長)
専門領域:平和学、紛争転換学、非暴力介入論、平和教育、平和ワークにおける芸術アプローチ
主な著書:『平和ワークにおける芸術アプローチの可能性:ガルトゥングによる朗読劇Ho’o Pono Pono: Pax Pacificaからの考察』法律文化社、『平和創造のための新たな平和教育ー平和学アプローチによる理論と実践』(共著)法律文化社、『国際関係入門:共生の観点から』(共著)東信堂、『平和学を学ぶ人のために』(共著)世界思想社、『非武装のPKO:NGO非暴力平和隊の理念と活動』(共著)明石書店、『北東アジアの平和構築:緊張緩和と信頼構築のロードマップ』(共著)大阪経済法科大学出版部、訳書に、『ガルトゥング紛争解決学入門:コンフリクト・ワークへの招待』(共監訳)法律文化社、など。
・井上 高志 (一般財団法人PEACE DAY 代表理事、株式会社LIFULL代表取締役社長)
○モデレーター:
・関根 健次 (一般財団法人PEACE DAY 理事、ユナイテッドピープル株式会社 代表取締役)
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