2020.09.18
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映像を通じて世界を知り、人々がつながる。国際平和映像祭(UFPFF)は9月21日(月・祝)開催!

PEACE DAY2020は多様な音楽ライブやトークセッションを通して、みなさんが平和について考えるきっかけをお届けしています。

そんな我々の想いと同様、映像を通して、世界平和を願っている国際平和映像祭(UNITED FOR PEACE FILM FESTIVAL, UFPFFの活動をご紹介いたします。

映像を通じて世界を知り、人々がつながる。そんな場を目指しています。

国際平和映像祭(UNITED FOR PEACE FILM FESTIVAL, UFPFF)は、毎年国連が定めたピースデー921日に合わせて開催している平和がテーマのショートフィルムの祭典。2011年から毎年開催していますが、始めた当時日本では「ピースデー」という日そのものがあまり知られていませんでした。1年に1日だけでも世界中のみんなが武器を置き平和を祈念しようと国連が定めたピースデーをもっと広めていきたい、そのために何ができるだろう、そんな想いでこの国際平和映像祭(UFPFF)は始まりました。

では、なぜ「映像」だったのか。

国際平和映像祭(UFPFF)の発起人であり代表理事を務める関根健次は、映画配給会社ユナイテッドピープルの代表取締役。過去の取材でこのように語っています。

―――本や写真も人々の心に大きな衝撃や感動を与えますが、動画ではストーリーに音楽が乗ってくるので、人々の感情を揺さぶる要素が非常に強い。人は感動すると行動します。動画は、行動するきっかけとして非常に力があると思います。ユナイテッドピープルで最初に公開した映画は、バングラデシュのストリートチルドレンがテーマの作品でした。これを見た学生たちが「自分にできることはないか」と考え、受け入れ側のNGOがパンクするほど大勢が現地へ飛んでいきました。そして、帰国後に報告会を開きました。そうすると、1人の体験が30人、50人、100人に追体験され、最終的には数千人、数万人に広がっていく。そうした光景をこの10年でたくさん見てきました。ですから、僕は動画の力を実感しています。(朝日新聞DIALOG,2019, https://www.asahi.com/dialog/articles/12550987

映像はいつも時空を超えて、私たちに新しい世界を見せてくれます。例えば自分で難民キャンプを訪ねたり紛争地域に行ったりすることはなかなか難しいですが、映像があればその景色を見ることができます。その映像の中に誰かのストーリーが映っていれば、私たちはその誰かの暮らしや人生に想いを馳せることができます。その誰かと一緒に悲しくなったりうれしくなったり、心が動くのです。私たち国際平和映像祭(UFPFF)は、こうして映像を通じてまだ見ぬ世界と出会うことで少しずつ共感と想像力の輪が世界に広がっていくこと、これが平和への第一歩だと考えています。

10周年を迎える今年、初のオンライン開催

10周年を迎える今年は、初めてのオンラインで開催となりました。

当日はファイナリスト10作品の上映、審査会、アワードセレモニーを行います。その他、札幌国際短編映画祭の特別ショーケースや過去のファイナリストや映画監督によるトークセッション、10周年記念コンテンツなど盛りだくさんでお送りする予定です。

もともと映像祭当日はリアルな場を通じて参加者全員が出会い交流してつながっていくことを目指していたので、オンラインでどこまで実現できるのか不安な部分もありますが、きっとオンラインだからこそ実現できることもあるはずだと信じて全力で準備を進めています。参加者のみなさま、ファイナリスト、審査員、スタッフ、その場に会する全員が少しでもつながり、映像という手段を通して”UNITED FOR PEACE”を表現できる場になればと思っています。

(イベント詳細:国際平和映像祭(UFPFF2020 https://ufpff2020.peatix.com/

また映像祭前夜には、いま世界で活躍されているゲストたちをお招きした特別イベント(トークセッション)も開催します。テーマは、「分断されていく世界を、どうつなぐのか」。

アメリカにおける白人と黒人の対立、中国におけるインドと国境紛争、香港の民主派との対立、長年続くイスラエルとパレスチナの問題、広がり続ける格差の問題、そして人類が直面しているコロナは国内海外とわず新たな人々の分断を生み出しています。どうすれば分断を食い止め、つながり、平和を築いていけるのか。国際平和映像祭(UFPFF)審査員で映像作家 丹下紘希さん、NPO法人アクセプト・インターナショナル代表理事 永井陽右さん、ジャーナリスト堀潤さん、NPO法人Dialogue for People副代表でフォトジャーナリストの安田菜津紀さん、長崎県立諫早高校3年生 山邊鈴さん、asobot代表で東京外国語大学大学院「平和構築・紛争予防専修コース」講師 伊藤剛さん、そして国際平和映像祭(UFPFF)代表関根健次が熱い議論を繰り広げる予定です。

このイベントにご参加いただいた方は映像祭当日に無料でご招待いたしますので、ぜひお見逃しなく。

(イベント詳細:国際平和映像祭(UFPFF2020前日特別イベント http://ptix.at/pcFYFO )


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