9月18日(日)に開催されたPEACE DAY WEEKプログラム『PEACE DAY×ENCOUNTERS:Peace in Everyday Life, Ukraine, ウクライナ、あの素晴らしい日々』で皆さんからいただいたワンコインドネーションは、フォトグラファーのT.T.Tanakaさんと連名で、世界で女性・女子の活躍、ジェンダー平等に取り組む国際協力NGOケア・インターナショナル ジャパンにご寄付させていただきました。
ケア・インターナショナル ジャパンよりメッセージをいただきましたので、ぜひご覧ください。
展開中のウクライナ支援の募金の情報もありますので、活動にご興味をお寄せいただけましたらご支援をご検討いただけますと幸いです。
【PEACE DAY×ENCOUNTERSのアーカイブは、こちらから。】
この度は、ケア・インターナショナル ジャパンの「ウクライナ危機緊急支援事業」へのご寄付をいただき、心より、お礼を申し上げます。
私たち、ケア・インターナショナル ジャパンは、貧困のない、すべての人々が尊厳をもって安心して暮らせる、希望に満ちた、寛容で公正な世界を目指す、国際協力NGO「CARE」の一員です。貧困をなくすためには、女性や女子を含むすべての人々が平等な機会や権利を得る必要があることから、「女性や女子」を活動の中心に据えています。
当財団は、多様性と包摂性を尊重し、特にジェンダー平等と女性と女子のエンパワメントにフォーカスした開発支援活動を行うとともに、現在は、ウクライナ人道危機に対する緊急支援として、複数の現地パートナー団体と連携し、ウクライナ国内はもとより、ポーランド、ルーマニア、ジョージア、ドイツなど周辺国における支援活動に注力しています。
2月24日のロシア軍侵攻から約半年間でCAREは、有事の影響を受けた46万6千人以上の人々に対して、保護と心理社会的支援、現金支給、食料、水、生活用品等の配布、保健衛生にかかる支援、宿泊支援、教育支援など、包摂的で多様な支援を提供してきました。
ウクライナ戦争は、第二次世界大戦の終結以来、最も急速に拡がった人道危機と言われています。1,500万人以上もの人々が国境を越え、国内でも624万人以上が避難することを余儀なくされるなど、人類史上稀にみる大惨事を、今、世界は目の当たりにしています(2022年11月現在)。
そして、難民の90%は「女性と子ども」であり、国内避難民の63%もまた女性たちです。このような中、人身売買、搾取、そして妊産婦の死亡など、特に女性や子どもたちへのリスクが急激に高まっています。
ウクライナ危機緊急支援においても、CAREの強みであるジェンダーの専門的視点を取り入れ、特に弱い立場にある女性や子どもたちへのきめ細やかな支援を提供しています。
例えば、身寄りのない女性の保護や妊産婦のケア、乳児を連れた母親へのおむつや粉ミルク、授乳スペースの提供など多様な女性支援に加えて、避難先での子どもたちの就学や学習支援など、1人ひとりに寄り添ったサポートを行っています。
また、戦争の長期化により、メンタルヘルスへの懸念も高まっています。難民の3分の1がうつ病、不安障害、心的外傷後ストレス障害を発症すると予想されています。戦争が生み出す恐怖と悲しみは、人々の心に深い傷跡を残します。長期にわたり深刻な精神衛生上の問題を引き起こし、自殺にさえつながることがあります。私たちは、カウンセリングやレクリエーション機会の提供などを通じた「心のケア」にも、今後ますます力を入れていく予定です。
私たちCAREは、今後も少なくとも3年間に亘り、ウクライナの人々への緊急・復興支援を継続していきます。
引き続き、当財団ウェブサイトでは、「ウクライナ危機緊急支援募金」を継続中ですので、もしよろしければ更なるご支援をよろしくお願い致します。また、ウェブサイトやSNSで、最新の活動状況についてほぼ毎日更新していますので、ぜひフォローいただければ幸いです。
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