2024.03.02 Information

誰もが安心して暮らせる世界を、境界を超えてともに創りたい。国際協力NGO・JVCの想い

PEACE DAY財団では、活動を応援してくださっている特別会員の皆様からいただいた会員費の一部を、毎年平和活動に取り組む5つの団体にご寄付させていただいています。
今年の寄付先団体の皆様よりメッセージをいただきましたので、ご紹介いたします。
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団体目は、1980年に発足したアジア、アフリカ、中東の6ヶ国で活動している
国際協力NGO(特活)日本国際ボランティアセンター(JVC)です。

こんにちは、(特活)日本国際ボランティアセンター(JVC)です。

PEACE DAY2023で集まった皆様からのご寄付を、私たちに寄せていただいております。あたたかいお気持ちを、本当にありがとうございます。
いま世界を見渡していて、私たちが口にする「平和」という言葉の意味が、深く問われているように感じます。
JVCが関わり続けてきたパレスチナのガザでは、武器も持たない普通の人々が空爆や銃撃にさらされ続けています。
世界はそれを止めることができないまま、4ヶ月が経過しました。

(JVCが続けてきたガザの子どもの栄養失調予防活動の一コマ)

ガザの中にはいま、「平和」のかけらもありません。医療も食糧も圧倒的に足りず、誰もが近しい誰かを亡くしています。
ニュースに映る現地の悲惨な映像、増えていく犠牲者の数に心を痛めている方が、日本にもたくさんいるのではないかと想像します。

この情勢の発端には10月7日のハマスによるガザ側からの越境攻撃、そしてさらにその背景には、
イスラエル側がパレスチナの人々を長年閉じ込め続けてきた「封鎖」や「占領」という構造が横たわっています。

(封鎖・占領され、人々が自由に動くことができないパレスチナの土地)

それを知ると、とても複雑であると感じる方もいるかもしれません。さらに「テロ」という言葉が出てきた瞬間、「暴力を使っても止めるのが当然」といった空気が、今この社会には満ちているようにも思われます。

それでもここには、市民が市民を想うことで声にできる、シンプルなメッセージがあります。

「どんな理由があろうとも、市民が傷つき、その命が奪われてはならない」。

本当は、世界のどこに暮らしている誰もが、その人らしい人生を十分に生きる権利を持っています。
日本に暮らす私たちと同じように、イスラエルの人も、そしてパレスチナの人も。

朝日とともに起き、満足に食事をとり、大事な人と時を過ごし、夜になったらあたたかいベッドで眠る人々の日常が、
「◯◯人だから」「◯◯にいるから」「◯◯の信徒だから」「◯◯を支持するから」といった理由で、奪われることがあってはなりません。

国籍や所属、出自のために誰かの暮らしが奪われることが許される世界を、「平和」と呼ぶことはできません。

(ガザで出会った子どもたち)

私たちJVCは人々の間に引かれた境界線を乗り越え、世界の人々とともに「足元から社会を変える」活動に43年間取り組み続けてきました。

たとえば東南アジアでは、ラオスの人々の生命線である森林の保全活動を。
中東・アフリカでは、紛争により学びの機会を奪われた子どもたちの教育支援、パレスチナでは子どもの栄養失調予防・発達支援などを行っています。

(ラオスの人々にとって生活の糧である森林。開発から守る活動を地元の人々と続けている)

どんな場所でも、「この状況をなんとかしなければ」と考え、動いている地元の人々がいます。彼らの声、思いを聴いて日本に届けることもまた、支援活動に並行して行う私たちの大切な仕事の一つです。

 

世界の全ての人々が、安心して暮らせる日を目指して。PEACE DAYに集う皆さまとのこの度のご縁を、大変心強く感じます。

国境を越え、平和を目指してともに声をあげる活動を、ぜひ皆さまとご一緒できればと願っています。