2024.03.03 Information

核兵器のない世界をデザインする KNOW NUKES TOKYO

PEACE DAY財団では、活動を応援してくださっている特別会員の皆様からいただいた会員費の一部を、毎年平和活動に取り組む5つの団体にご寄付させていただいています。
2023年度の寄付先団体の皆様よりメッセージをいただきましたので、ご紹介いたします。
3団体目は、核兵器のない世界をデザインする 『KNOW NUKES TOKYO』です。

 

世界にある核兵器はおよそ1万2000発。
そんな巨大なエネルギーの対極には、一人ひとりのかけがえのない生命があります。
葛藤や繋がり、そしてこれから築かれる未来が危機にさらされています。
「1万2000発」もの脅威がある世界を「1人」の個を大切にできる社会に変えたい。
私たちは政治・社会・経済など、多様な視点から核兵器のない世界への
自分の役割を模索し続けます。

【団体概要】

「核兵器のない世界をデザインする」を掲げ、2021年に設立。
2017年にノーベル平和賞を受賞したICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)の
パートナー団体として核兵器禁止条約を推進。
国際会議への参加や平和学習、イベントの開催など
「核兵器」や「平和」をトピックに幅広く活動を展開している。

【団体の理念】

【メッセージ】

私たちは広島、長崎の被爆地の外にも核兵器について考え、行動できる空間を作るべく、東京を拠点に活動を続けてきました。
世界で唯一の戦争被爆国である日本は核兵器の被害を直接体験した当事者として、独自の語り口で世界に平和を訴えることができる特異な存在です。
しかし、日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増す中、核抑止を含む軍事力を強化すべきとする世論が高まっています。これまでに核兵器の非人道性を国内外で
訴えてきた被爆者の方々の高齢化は進み、私たちは急ピッチで被爆体験の継承を進めなければなりません。
それはただ話を記録するのではなく、私たちがこれから生きたい未来を選択するための判断軸としてしっかりとその意味の解釈を重ねなければいけないのです。
そのための良質な問いを私たちは社会に投げかけ続けます。そして、より持続的で搾取しないアクティビズムの形を目指します。
皆さんからいただいたご支援は、停滞する国際的な核軍縮を進めるためのロビー活動などに活用させていただきます。
混乱する世の中だからこそ、私たちは声高に自分たちが求める理想の社会像を語り続けます。
みなさまの日頃の社会課題解決のためのご尽力に心から敬意を表して、
お礼のメッセージとさせていただきます。