2021.06.18 Information

6月21日の「国際ヨガの日」。太陽の恵み、心と体に向き合ってみましょう

「国際ヨガの日」とは

2014年に、インドのナレンドラ・モディ首相は国連総会において「ヨガはインドの伝統である。心と体、思考と行動を一体化させ、運動というだけでなく、健康と幸福、自然との調和を導きだすものである。」という演説を行い、「国際ヨガの日」の制定を訴えました。この働きかけにより国連は、北半球において最も日が長い「夏至」にあたり、太陽のエネルギーが非常に強い6月21日を、「国際ヨガの日」に定めます。太陽の光をあびた植物は酸素を排出し、二酸化炭素を吸収します。人々はその酸素を体内に取り込み生命を維持しています。太陽は、生物にとって必要不可欠なエネルギー源となっているのです。現在は世界各地で健康や心の平穏などを求め、6月21日にヨガのイベントに参加する人が増えています。

YOGA(ヨガ、ヨーガ)とは

古代インドのインダス文明において、ヨガの起源となる瞑想や修行が行われていました。それが発展して「ヨーガ・スートラ」という経典が成立しました。ここに書かれている内容が現在のヨガの指針となっています。ヨーガとは、サンスクリット語で「つながり」を意味し、心と体、魂はつながっているということです。ヨガの目的は、呼吸・姿勢・瞑想によって心身をリラックスさせ、精神を安定させることです。

・呼吸
乱れた呼吸は感情の乱れを引き起こします。呼吸を整えることで血液や脳に酸素を送り込みます。血液循環を良くし、新陳代謝がアップします。ストレスを緩和して免疫力も高める効果があります。

・姿勢
様々なポーズで体の歪みを見つけて調整していくと、徐々に筋肉や内臓の位置が修正され、骨格も調整され姿勢も正されていきます。

・瞑想
姿勢を正して意識的に呼吸をしていくと、瞑想(無心)ができる様になります。瞑想は心身のバランスを整え、自身を根幹から強くするので真の意味で健康を得ることにつながります。

ありのままの自分を受け入れ、心と体に向き合う

ヨガに取り組む際に大切なことは、無理をしないこと。難しい事を考えず、ありのままの自分を受け入れる事は、呼吸と心の安定につながります。日常生活においても無理をすることなく、バランスを維持することから健康で平和な生活が生まれるのではないでしょうか。昨今の情勢の変化で心身に不調を感じた際には、ご自宅やスタジオ、自然に囲まれた開放的な場所などでヨガに挑戦してみてはいかがでしょうか。この機会に、決して無理をせず、ヨガで自然や心と体に向き合い観察してみると、これまで見えていなかったことに気づく良いきっかけとなるかもしれません。