毎月21日に開催している「PEACE DAY monthly21」。
社会課題解決に向けて取り組んでいるゲストをお招きし、参加者との対話を通じて、平和を信じる一人ひとりの想いと行動をつなぎ、パートナーシップで実現する仕組みをつくっていきます。
「アースデイ×ピースデー」をテーマに行なった第7回は、アースデイ(4/22)とPEACE DAY(9/21)開催に向けてキックオフパーティーを開催しました。
PEACE DAY monthly21初のリアルとオンラインのハイブリット開催で、豪華ゲストをお迎えし、トークセッションやLIVEを通じて、地球と平和について考えました。 また、終了後には、参加者のみなさんと交流会も行い、アースデイ、ピースデーの輪が広がる機会となりました。
河野 竜二さん(アースデイ東京事務局長)・井上 高志(一般財団法人PEACE DAY代表理事)
4月22日は、地球のことを考えて行動する日「アースデイ」。今年の「アースデイ東京」は、4月16日からの1週間を「Earth Day Week」とし、様々な場所・形式でイベントを開催。このキックオフイベントも「Earth Day Week」期間中ということで、コラボ開催が決定いたしました。
「アースデイ東京」が始まったのは2001年。代々木公園でのフェスティバルを中心に活動を続けていく事で、今では当たり前となった「エコ」や 「オーガニック」という概念を様々な領域に浸透させるだけでなく、自然エネルギーの普及やゴミを出さないイベントのあり方を提示するなど日本に おける環境活動の先頭に立ってきました。
今年は、4月16日〜17日に開催され、2日間で約4万人の方が来場。NGOやNPO、協賛企業、アースデイ東京実行委員のブースなど約130が出店し、ステージでは、地球の今そして未来にコミットする多彩なアーティストやゲストが参加し、盛り上がりました。
今回の「アースデイ東京」で変化したことは、Z世代と呼ばれる若者の参加が増えたこと。
河野さんが、今回、特に印象的だったことは、気候変動の変化が後戻りできなくなってしまうポイントと言われる1.5度の気温上昇を防ぐために残された時間をカウントダウンするClimate Clock(クライメートクロック)のお披露目イベント。海外では、グラスゴー、ニューヨーク、ソウルなどにおいて大規模なClimate Clockが設置されていて、日本では初となる設置。これを若きアクティビスト達がクラウドファンディングで約1300万円の資金を調達し、「アースデイ東京」の会場でお披露目されました。
Climate Clock設置をはじめとし、若者たちが自分たちの将来に危機感を持って、様々な形で行動しています。
「PEACE DAY」でも、さまざまな世代とコラボレシーションし、共にアクションを広げていきたいと思います。
オープニングトークの後は、会場にお越しいただいた皆さまの自己紹介をリレー形式で実施。学生の方やNPO・NGOで活動されている方々、企業に所属し環境問題に取り組む方など、様々な分野の方に参加していただき、新たなコラボレーションが生まれるきっかけの場となりました。
続いて、「ピースデー・ダイアローグ〜平和な世界に向けて、今できること〜」をテーマに、野中 ともよさん(アースデイいのちの森 代表)、高橋 悠太さん(KNOW NUKES TOKYO共同代表)、菊地 泰基さん(Fease 代表)をお迎えし、お話を伺いました。まずは、ゲストの皆さまの活動紹介から。
お一人目は、アースデイいのちの森 代表の野中ともよさん。
「アースデイいのちの森」は、美しい自然といのちの繋がりに感謝する気持ちを育み祈りを捧げることを目的とし、毎年4月22日のアースデイに合わせて、明治神宮の森でイベントを開催しています。100年後の未来のために、東京を緑でいっぱいにする「グリーンコリドープロジェクト」や苗木を育てる「いのちの森作り」、こどもたちが野鳥や樹木を観察し、みんなで図鑑を作っていく「いきもの図鑑プロジェクト」など様々なアクションを通じて、この地球に生かされている「いのち」の大切さを伝えています。
▼アースデイいのちの森 詳細はこちら
http://inochinomori.net/
続いてお二人目は、KNOW NUKES TOKYO 共同代表の高橋悠太さん。
「KNOW NUKES TOKYO」は、広島・長崎両被爆地で生まれ育ち、平和活動を続けてきた若者たちが、「核のない世界」を目指して発足した団体。
主な活動は、2つ。1つ目は、被爆者のみなさんとオンライン証言会やインスタライブをし、被爆者の今の声を届ける活動。2つ目は、議員ウォッチの運営。核禁止条約の参加について、世論と国会議員の回答に乖離があることを問題視し、国会議員へ核禁止条約の賛同有無を調査し、ウェブサイトで開示している。
高橋さんは、「今の活動が、目の前の核兵器を一発でも減らしているのか、核軍縮を1ミリでも進めているのか」と自分自身に問いかけ、より具体的で政策を変える力を作ろうと活動を続けています。
▼KNOW NUKES TOKYO 詳細はこちら
https://www.know-nukes-tokyo.com/
そして、三人目は、【世界をほっとさせる一杯】株式会社Fease 代表の菊地泰基さん。
菊地さんは、2017年から、「シリア内戦」によってトルコに避難をして来たこども達への教育活動に携わっています。近年、トルコでは、経済の不安定な状況と人口増加によって、シリア難民の就労の機会が大幅に減少し、困窮が迫られています。そこで、菊地さんは、現地の雇用創出を目的とし、「Fease」を立ち上げ、今年3月にブラウンピスタチオ・ラテの販売をスタートし、世界にも人にも優しい環境を目指して活動しています。
▼現在、クラウドファンディングに挑戦中
https://camp-fire.jp/projects/view/548924
この日、最後のステージは、半農半歌手として活動しているYaeさんの登場です。
世界平和への願いを込めて、歌を披露いただきました。
1. Ka Wahine O Ka la
2. Smile
3. On The Border
4. 一本の鉛筆
Yaeさんのピースフルな歌で、会場がひとつになり、温かい雰囲気に包まれて、イベントはお開きとなりました。
今回、ご出演いただいたゲストの皆さま。会場に足を運んでくださった皆さま。
そして、オンラインでご参加いただいた皆さま。ありがとうございました!
これからも皆さんと一緒に、ピースデーの輪を広げていきたいと思います。
イベントの様子は、アーカイブでご覧いただけます。是非、ご覧ください。
▼PEACE DAYmonthly21#7 アーカイブ
https://peaceday.jp/monthly7-archive/