2024.03.09 Monthly21

PEACE DAY monthly 21 #27 開催レポート

毎月21日に開催している「PEACE DAY monthly 21」。
27回目のテーマは、「国歌でPEACEを考える」。

世界200ヵ国以上の国歌を即座に歌える国歌ジュークボクサー、本間健太郎さんをゲストにお招きし、「国歌」を通じて平和を考えるということについてお話を伺っていきました。健太郎さんの人を巻き込み、魅了する力で、参加者からの国歌リクエストや、ダイアログを楽しみながら盛り上がる時間となりました。

*世界中の国歌が歌えるって何!?
 アメリカ・フィンランド・ノルウェー・キューバ・オーストラリア・ケニア・韓国・ナミビア・タイ・カナダ・ベトナムなどなど・・・。どの国の国歌リクエストにも1秒後には歌いだすという見たこともない特技に皆さん大盛り上がりしていました。また、国歌を歌うとともに、その国歌の背景やエピソードも一緒にお話いただき、聞いているだけで自分の世界が広がるような気持ちになりました。

*本間健太郎さんについて
 現在は国歌ジュークボクサーとしてご活躍されていますが、以前は俳優活動、淡路島での農業、パフォーマー集団SIRO-Aのメンバーとしての活動など、幅広い経歴をお持ちの健太郎さん。当時の写真をご紹介いただきながら、ご自身の経歴について詳しくご紹介いただきました。様々な分野でご活躍されてきた健太郎さんですが、「さかなクン」と出会ったことをきっかけに国歌ジュークボクサーを本気で目指そうと思ったそうです。
 「どうしたら世界中の国歌を覚えられるのか?」と誰もが疑問に思うかもしれませんが、健太郎さん曰く、ジル・ボルト テイラーさんの奇跡の脳というTED TALKを聞いて、宇宙と一体となる感覚を得たときに国歌がすんなりと体に入ってくるようになり、気づけば覚えてしまったそうです。世界中の国歌を覚えたと同時に、自分は国旗や国歌で「国」として分けてしまっていたと感じ、これからは国旗や国歌だけを伝えるのではなく、地球のことを伝えていきたいと思い、現在の「国歌ジュークボクサー」としての活動に繋がっているそうです。
 
*平和を考える
 健太郎さんからお話いただいた後は、健太郎さんが平和を考える上で大切にしていた毛利 衛さんの著書や、井上さんからもChatGPTに「世界を平和にするためにはどうしたらいいのか?」、ヨハンガルトゥング博士のトランセンド法などをご紹介いただきながら、平和について意見交換をしました。健太郎さんは、様々な国の方と交流する中で、「国という概念がわからなくなってきている」と仰っていました。世界に目を向けると、自身の活動拠点の国が多かったり、EUができたことにより国ではなくもっと大きい単位でまとまりを考えたりという若者が増えてきているそうです。健太郎さんのエピソードを聞いて、国の違いに目を向けるのではなく、自然派生的に生まれる国のそれぞれの文化をお互いの「特徴」として認め合える世の中になるといいと井上さんは仰っていました。

*参考
・ジル・ボルト テイラー 奇跡の脳
https://www.ted.com/talks/jill_bolte_taylor_my_stroke_of_insight/transcript?hasProgress=true&language=ja
・毛利衛さん著書「宇宙から学ぶ ユニバソロジのすすめ」
https://www.iwanami.co.jp/book/b226133.html
・ヨハンガルトゥング博士 トランセンド(超越法)
https://www.pref.osaka.lg.jp/jinken/work/kyozai05_04_02.html

*最後に・・・
 PEACE DAY monthly 21 #27にご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。人も国も地球も宇宙も、それぞれの個性を認め合い、楽しむことができれば世界は平和に繋がると強く感じました。「国歌」はそれぞれの国を表す「個性」であり、お互いが歩み寄るための第一歩になるのではないでしょうか。1時間半という短い時間でしたが、健太郎さんの地球を楽しむ!という気持ちが参加者の方にも伝わり、とても楽しく元気をもらえるような時間となりました。