2024.03.29 Monthly21

PEACE DAY monthly 21 #28 開催レポート

毎月21日に開催している「PEACE DAY monthly 21」。
28回目のテーマは、「THE WELL-BEING WEEK 2024 コラボレーション」。

今回は、3月17日から8日間にわたり開催される『WELL-BEING WEEK 2024 ~あなたにしかつくれない幸せがある~』とのコラボレーション企画を実施いたしました。幸福学の研究者でウェルビーイングを広めている株式会社EVOL代表取締役CEOの前野マドカさんをお招きし、“幸せ“をキーワードにお話を伺っていきました。

*まず初めに・・・
2012年の国連総会で3月20日は「国際幸福デー」と決議され、幸福が世界中の人々の共通の目標であり、願望であることを認め、公共政策に反映されるべきものとして制定されました。また、持続可能な開発、貧困の根絶、すべての人の幸福とウェルビーイングを推進するより包摂的で公平な、バランスの取れた経済成長の必要性についても訴えています。

今回ご登壇いただいたマドカさんは、慶應義塾大学大学院システムデザインマネジメント研究科で10年間、ウェルビーイングに関する教育と研究を行っています。普段は、ウェルビーイングに関する講演や、書籍の出版、幸せの経営のサポートなど、様々なことを行っています。

また、3月17日から開催される「THE WELL-BEING WEEK 2024」では、1コマ80分の180を超えるワークショップが全てボランティアの方の運営によって実施されました。誰でも自由に無料で参加することができ、オンラインで配信されるので世界中から参加できることも大きな特徴です。副題の「〜あなたにしか作れない幸せがある〜」という言葉には、一人一人の幸せの形はそれぞれであり、まずは自分の幸せを捉え考えることが大事であるという意味が込められています。期間中には、講演だけではなく、朗読劇やコンサート、フラダンスを踊ったりと、様々なプログラムが行われました。
https://well-being-week.com/2024/

*Well-beingとは?
最近は日常的によく耳にすることが増えてきた「Well-being」という言葉。直訳するとWell(良い)Being(状態)という意味ですが、ただ疾病や病弱ではないということでなく、体、心、地域社会の全てが良い状態であるという意味を含んでいます。自分が心地よい状態、自分が自分でいられる状態をまずは自分で整えるということが一番であるとマドカさんは仰っていました。自分のことを優先することはわがままと思うかもしれないけれど、決してそういうことではありません。自分にとってのウェルビーイングが整っていない状態で、周りのことを気に掛けてもサステナブルではないし、その状態を続けることはできません。なので、まずは自分自身のウェルビーイングを整えてから、家族やチームのウェルビーイングを考えることが一番大切だとマドカさんの海外での経験を含めながらお話いただきました。

*ダイアログタイム 『あなたにしかつくれない幸せとはなんですか?』
最後に、ご参加いただいている皆さんと意見交換や思いを交換する時間を設けました。『あなたにしかつくれない幸せとはなんですか?』というマドカさんからの問いに対して、チャットや口頭で回答いただいたのでご紹介させていただきます。

・必要な人に必要な人をつなげて紹介した自分も含めて幸せになる。
・どんな時、どんな場所でも、笑顔と笑いを届けます~!
・自分が健康であること
・自分は幸せだなあと噛み締めて生きる!そう思える道を自分で選ぶこと!そんな人が増えたらみんな幸せになるかなあと。

当財団理事である井上さんの幸せを感じるときは、家族や子どもと過ごしている時間、社員との繋がりを持つ時間だそうです。人と喜んだり繋がったりするということで、心穏やかに過ごすことができ、かけがえのない時間につながると仰っていました。

*最後に・・・
PEACE DAY monthly 21 #28にご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。マドカさんのお話を聞いて、一人ではなく、みんなで明るい未来を考えることはとても勇気をもらうことに繋がると感じました。普段は忙しくて、なかなか自分の幸せを考える機会は少ないかもしれませんが、THE WELL-BEING WEEK期間中だけでも一旦立ち止まり、自身の幸せを見つめる時間を設けてみてはいかがでしょうか?

★アーカイブはこちら