毎月21日に開催している「PEACE DAY monthly 21」。
30回目のテーマは、「ハミングで世界と繋がろう!」。
言語の壁をこえて1つになれるハミングシンガーとして、日本人発の平和な世界記念日を創ることに人生をかける、かくばりゆきえさんをゲストにお招きし、彼女の生い立ちや出会い、現在の活動から平和についてお話を伺いました。
現在はハミングシンガーとしてご活躍されていますが、6年前まではしがないOLだったそうです。第26回太陽カンツォーネイタリアーナ大会にて、審査員特別賞トロフィーを受賞し、歌手として全国のミュージカル・クラッシックコンサートなどの晴れやかな経歴を持つかくばりさんですが、経歴は波乱万丈。聞けば聞くほど嘘のような本当の話に、いつの間にか引き込まれていました。
輝かしいかくばりさんですが、幼少期は声にコンプレックスを感じ、いじめにあっていたそう。自分自身を励ますためにトイレで歌っていたハミング(鼻歌)が、彼女の心を平和にしてくれていました。とある日、世界中の人たちが同時に鼻歌を歌うというお告げのような夢を見た日から、「日本から世界にピースフルなニュースを届けられるのでは?!」という想いを彼女はずっと抱いていました。「でもどうやって…」と思いながらも気付いた時にはライブ配信をしていました。そうすると自身の想いに共鳴し、仲間が世界中にどんどん溢れていきました。
こうしうた活動を始めるきっかけをくれたのは、お掃除ボランティアで知り合ったおばさんとの出会いです。その方に「あなたの声はとてもいい!ここにいたらもったいない!私の信頼する歌手を紹介するから、そこでオペラを習いなさい」と、言われるがまま行動しました。それからも我武者羅に活動を続けていると、スウェーデン国連環境プログラムや国内外の学校で絵本とハミングの授業などに呼ばれるなど、ハミングでたくさんのイベントに出演できるようになりました。「私なんか…」が口癖でしたが、ハミングのおかげで今は「私ならできる!」と、なりたい自分に変わることができました。
かくばりさんは、世界同時にハミングでひとつになる平和活動『Humming for PEACE』を立ち上げ、毎年10月10日(世界同時ハミングデー)には国連公式イベント「ハミングで地球をつなごうPROJECT」を主催し、世界33カ国を世界同時刻につなぐ1000名規模にまで発展しています。
人間のコミュニケーションの93%が非言語と言われています。ハミングには歌詞がないからこそ、笑顔、ジェスチャー、声のトーンなどで感情を伝える力があり、言語を超えてひとつの歌を歌い合える特性があります。また、ハミングには歌唱力の上手い下手は関係なく、誰でもできること。さらに、言葉や文化の壁を越え、世界をひとつに繋げる力があるからこそハミングを続けられているそうです。
そして、世界同時に平和を感じるだけではなく、ハミングには健康効果が望めると世界中の研究所から論文が出ています。幸せホルモン分泌・免疫力アップに繋がる可能性があると注目されています。
ご参加いただいている皆さんの思いをチャットで回答いただく時間を設けました。『あなたがハミングする時はどんなときですか?』というかくばりさんからの問いに対して、たくさんのご意見がありましたので、ご紹介させていただきます。
・お風呂に入っているとき
・会いに行きたい人に会いに行くとき
・散歩しているとき
・ウキウキしているとき
・犬の散歩をしているとき
PEACE DAY monthly 21 #30にご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。かくばりさんの活動に対する熱い想いを聞き、自分自身ができる小さな平和活動は何かを考えさせられました。また、かくばりさんは毎年9月21日に開催しているフェスイベント「PEACE DAY2024」のステージに出演いただきますので、ぜひ足を運んでみてください!