2025.08.14 Information

寄付先団体の紹介:究極の医療は、戦争をしないこと、させないこと | ロシナンテス 

NPO法人PEACE DAYでは、活動を応援してくださっている賛助会員の皆様からいただいた会員費の一部を、毎年平和活動に取り組む5つの団体にご寄付させていただいています。
2024年度の寄付先団体の皆様よりメッセージをいただきましたので、ご紹介いたします。
3団体目は、認定NPO法人 ロシナンテス です。


 

ロシナンテスはアフリカで、医療や水といった「命にかかわる支援」を届けるNGOです。
病院がない、医師が足りない、安全な水が手に入らない――必要な保健医療が受けられない地域に医療が届くしくみを整備することで、一人でも多くの命を救い、誰もが健やかに生きることができる環境をつくることをミッションに活動しています。

給水所ができて大喜びするスーダンの子どもたち

この度、PEACE DAYにお寄せいただいたご寄付をお預かりすることになりました。皆さまの想いを、厳しい環境で頑張る人々に届けます。素敵な機会をありがとうございます。

忘れられた紛争
2023年4月、設立当初から活動を続けてきたスーダン国内で大規模な武力衝突が勃発しました。病院や学校も攻撃を受け、安全な場所を求めて避難する人々は、十分な食料や水さえ手に入れられない状況が続いています。

 

水も食料も限られ、1つのテントに複数の家族が暮らす難民キャンプ

2年が経った今も戦闘は止まず、スーダンの人口のおよそ半数、2,500万人以上が人道支援を必要としています。世界で最も深刻な人道危機の一つであるにもかかわらず、国際的な関心は低く「忘れられた紛争」とも呼ばれています。

究極の医療は、戦争をしないこと、させないこと
医療の仕組みを整えても、戦闘が続く限り、人々の命と健康は守れません。穏やかだったスーダンの人々の生活が崩れていくのを目の当たりにしながら、平和を維持する難しさを痛感しています。

スーダンで生まれ育ったゼインさんは、ロシナンテスの支援プログラムに参加したことで日本が好きになり、高校の3年間を日本で過ごしました。スーダンの大学を卒業後複数のスポーツ店を運営していましたが、今回の戦闘で店は破壊され、国外へ避難せざるを得ませんでした。そんなゼインさんからのメッセージです。

集まれば大きな力になる
「ロシナンテス」という名前は、小説『ドン・キホーテ』に登場するやせ馬「ロシナンテ」に由来しています。私たち一人ひとりは痩せ馬のロシナンテのように無力かもしれない。だけどロシナンテが集まって「ロシナンテス」になれば、きっと何かできるはずだ!という思いが込められています。

1日も早く笑顔が戻りますように(Photo:Junji Naito)

一人の力は小さくても、同じ願いを持つ人たちが集まれば大きな力になる。そう信じて「誰かが、どこかで、生きることをあきらめなくていい世界」を、皆さまとともに目指したいと思います。