レポート|PEACE DAY 2022 キックオフミーティング。学びの場「School of the World」のお披露目も

投稿日: 2022.09.17

いよいよ始まったPEACE DAY WEEK。連日さまざまな企画が予定されていますが、そのスタートとして「PEACE DAY 2022 キックオフミーティング」をオンラインで開催しました。

登壇したのは、THE WELL-BEING WEEK共同実幸委員長の前野隆司さんとアースデイ東京事務局長の河野竜二さん、一般財団法人PEACE DAY代表理事の井上高志です。

この3団体はそれぞれ、社会的なメッセージのある記念日を活動の原点に持ちます。3月20日は幸福デー、4月22日はアースデイ、9月21日はピースデーで、20・21・22と日付が並んでいることもあり、昨年のPEACE DAYから3団体のさまざまなコラボ企画が実施されてきました。

井上 とくに3団体のコラボレーションを深めたのは、毎月第二日曜日10時から渋谷のラジオで続けてきた番組「幸福デー・アースデイ・ピースデー」でしょう。ラジオの中にオープンするカフェのような番組で、毎月同じ時間に3団体で未来を語り合ってきましたね。

前野 楽しかったですね。私たちは実行委員会のメンバーが入れ代わり立ち代わり出演していましたが、みんな出たがっていました。

河野 それぞれの団体とコラボレーションすることで、自分たちの視野が広がりました。例えばアースデイ東京には、農業をやっている人やクラフトを作っている人など自然に根ざした生活をしている人が多いんです。しかし、THE WELL-BEING WEEKはスーツを着たビジネスパーソンが多い。言ってしまえば「属性」の違う人たちと一緒に未来のために行動できることはとても刺激的です。

前野 地球や平和は全体性がありますが、幸せは個人にフォーカスしたもの。全体・個人というように、入り口は正反対だと思いますが、目指す未来は共有できる。この点は、私にとってもいい発見でした。

さらに、THE WELL-BEING WEEKでもEARTH DAY WEEKでもそれぞれコラボイベントを実施しました。こうしたコラボレーションの結果、新しい企画もスタート。それが「School of the World」という学びの場です。この企画の旗振り役であるアースデイ東京ユースの辻田創さんも登場し、どんな未来を描いているのか話してくれました。

辻田 コロナウイルスの感染拡大、ロシアのウクライナ侵攻、気候危機の影響が世界を襲い、私たちは孤独になり、憎悪を抱きあい、災害を恐れています。こうなってしまった社会を変えていくには、地球、平和、幸せをすべて考えて行動できるリーダーが必要だと思っています。「School of the World」は、小学生から大学生が共に学び、対話ができる学びの場として10月に開校します。参加費は無料なので、ぜひいろんな人に参加してもらい、これからの時代に必要なリーダーシップを学んでもらいたいです。

具体的には「地球クラス」「平和クラス」「ウェルビーイングクラス」の3つを用意して、月に1度のプログラムを提供したり、THE WELL-BEING WEEK、PEACE DAY、アースデイ東京を実践のフィールドにしたりといったことを考えているとのこと。

井上 昨年のPEACE DAYからスタートしたコラボレーションが、たった1年でこんなにも発展したことに、とも感動しています。3団体がつながったことで「平和って大事だよね」「地球って大切だよね」「平和も地球も大切するためには、心の幸せが必要だよね」と、より多くの共感を生んでいく。それが世界を変える大きなアクションにつながるはずです。PEACE DAY WEEKもそんなきっかけになりたいと思っています。

2022年のPEACE DAY WEEKではどんなアクションが生まれるでしょうか。どんな未来が見えるでしょうか。みなさんも、楽しみながらも真剣に一緒に歩んでいきましょう