レポート|For true PEACE~みんなで創る平和な未来
投稿日: 2022.09.20PEACE DAY WEEKは早くも折り返し。4日目の9月18日(日)に開催したのは「For true PEACE~みんなで創る平和な未来」と題した3時間ものプログラムです。
このプログラムは、大きく3つのセッション『プロローグセッション「私たちの“今”は多くの犠牲の元に成り立っている! ? 」』『トークセッション「明日の平和の話をしよう!」』『ワークセッション 「みんなと平和な未来を創ろう!」』をお届けしました。モデレーターは、PEACEDAY財団理事の山岡仁美が務めました。
はじめのセッションに登場したのは、沖縄市内に映画館「シアタードーナツ」をオープンし運営している宮島真一さん、沖縄で「サンゴに優しい日焼け止め」の企画開発や、地域とビジターを繋ぐ「プロジェクトマナティ」を運営する金城由希乃さん、海洋環境問題に取り組むNPO法人「UMINARI(ウミナリ)」を設立し代表を務めながら六本木駅前にZ世代を起点に多セクターが交わるコミュニティハブ「um(アム)」の共同代表も務めるLuke(伊達敬信)さんの3人です。
東京と地方、人と自然、人と動物。何かを「中心」に考えたとき、何かが「外」に置かれて、犠牲になってしまう社会構造があります。そんなときに大事なのは、もっと大きな視点で考えること。環境問題も格差問題も「平和」という大きな視点で見たときには同じ方向に向かうことができます。もうひとつ大事なのは、集い対話できる「場」があること。宮島さんのシアタードーナツも、Lukeさんの「um」も場です。場があることで人が繋がり、なにが犠牲になっているかみんなで考えることができるのではないか。そんなことを考えさせられる時間でした。
続くセッションに登壇したのはサステナブルライフクリエイターでモデルのMiyu (前本美結)さん、首都圏で核兵器廃絶へのアクションの環を広げる「KNOW NUKES TOKYO」の共同代表高橋悠太さん、メンバーの徳田悠希さんの3人です。
まずは核兵器の世界的な状況と高橋さんと徳田さんが出席したオーストリア・ウィーンでの国際会議の様子などをまとめたプレゼンテーションから核兵器の最新情報をインプットすることができたのが非常に有意義でした。後半は「明日の平和」のための具体的な手段の話に。地元の議員に自分が未来のために大切だと思う議題・社会課題についての考え問うことや、社会課題を取り巻く資金源を絶つ活動をすることなど、明日からできる方法を教えてもらいました。Miyuさんの「できる人が、できることを、できるだけやる」という言葉も印象的でした。
最後は「みんなと平和な未来を創る」ためにどんなことができるかを話し合う対話の時間。会場に来ていたオーディエンスと登壇者が一緒に具体的なステップや行動、マインドセットを話し合いました。
未来の担い手となる20代を中心にこの場が持てたとことはPEACE DAYにとっても非常に価値のあることです。新しい時代をつくるのは、新しい世代。大人ができるのは、それを全力でサポートすることでしょう。PEACE DAYも若者をサポートしながら、平和な未来を創っていきたいと思います。