ひとりのアクションが世界を変える「PEACE DAY2023@代々木公園」開催レポート
ひとりのアクションが世界を変える「PEACE DAY2023@代々木公園」開催レポート
「PEACE DAY2023@代々木公園」アーカイブ配信は1週間限定
たった一日でいいから「人と人が争わない日」をつくろう── 。そんな想いを広めるためにスタートした「PEACE DAY」。今年の9/21は、残念ながら雨。ときより強まる天気の様子には流石に堪えたましたが、兎にも角にもスタートした「PEACE DAY2023@代々木公園」。
元フジテレビアナウンサーの田中大貴と⻑谷川ミラ2人のMCによるオープニングトークから、LIFULL ALT-RHYTHMが登場。
彼らは、プロダンスリーグ「第一生命D.LEAGUE」で活動する日本を代表するプロダンスチームのひとつ。「世界平和」をテーマに、ミュージカルのようなストーリー性のあるダンスパフォーマンスを披露してくれました。
そうこうしているうちに、いつの間にか雨がやみ、空にはまさかの虹が…!さすがピースデーという特別な日の祝祭でした。
一般財団法人PEACE DAY理事たちがそれぞれの思いを語ったあと、大きな拍手に迎えられ、一青窈が登場。ライブパフォーマンスではもらい泣き、ハナミズキなど全5曲を披露しました。代表曲のハナミズキについては「どうしたらこの世の中から争いがなくなるのかなと思いながら一生懸命考えた詩です。自分のことも大事だけど誰かの幸せを願うということでもう少し世界が優しくなるのではないかなと思いました。」とコメント。
続いて、声や手話で歌を表現するインクルーシブ合唱団「ホワイトハンドコーラスNIPPON」がステージに。今回のPEACE DAYを踏まえたフリースタイルも披露し、観客を沸かせました。
今回のステージでは、ライブだけでなくトークセッションも実施しました。ロシア生まれ関⻄育ちのタレント小原ブラス、全心連ウクライナ「心のケア」交流センターひまわりの浮世満理子によるトークステージでは、ウクライナ避難⺠の状況や、平和についてのトークを実施。小原さんは、「僕が黙っていたらロシア人は信仰を応援しているのではないかと考えてしまう人がたくさん出てくると思うから、そうじゃない人もいるんだよというのをまず日本のみんなに知って欲しかった。日本に住むロシアの方にも平和の声をあげても大丈夫な前例を作りたかった。」と、自身の葛藤を吐露してくれました。
そして、イベントのラストを飾るのは、AIのフリーライブ。Not so different (Remix) からスタートし、Voiceやハピネスなど9曲を披露し会場を盛り上げ、ソウルフルかつダイナミックなライブで観客を魅了し、「ここにいるみんなが優しいから私も優しくなれる。そういうメッセージを曲に入れて伝わればいいなと思いました。こういうイベントは考えるきっかけになるし、いろんなことに気づかせてくれる。」とコメント。
会場内には、廃材をリサイクルしているお店や、自然環境に配慮された農園にて栽培されダイレクトトレードによって取引されたサスティナブルコーヒーなどのお店が並びました。また来場者にはひまわりが無料で配布されたり、キャンドル・ジュンさんによるキャンドルナイトも実施され、会場は笑顔に包まれました。
「PEACE DAY2023@代々木公園」アーカイブ配信は1週間限定
こうして幕を閉じた「PEACE DAY 2023/PEACE DAY WEEK」。参加した皆さんは、どんなことを感じましたか?
「平和とか言われてもよくわかんない」「戦争なんて止めようもない」「自分には関係がない」そんな人が大半なのは、改めて言うまでもありません。その一方で、争いも搾取がなく、一人ひとりが健康に自由に生きていける。そんな「平和という状態」の大切さを多くの人が分かっていることだって疑いようのない事実です。
晴れるときもあれば、雨も降る。美しい虹がかかるときもあれば、この世の終わりかのような雷鳴が響くときもある。良いときも悪いときも、ずっと続くものはなく常に状態は動き続けます。
だからこそ、帰ってくる場所が大切なのだと思います。9/21は「平和」という場所に帰ってくる日。一人ひとりが何かのアクションを起こして、またここに集まりましょう!また来年もピースデーで!