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9月21日、フランスでのPEACE DAY。6000人が音楽と平和で結ばれていた。Live Peace アヌシー・コンサート2026

台風25号で会場を移し、静かな一室から配信を続けた日本のPEACE DAY 2026。その同じ国際平和デーの前後、地球の反対側フランスでは、まったく違う規模で「平和」が鳴らされていました。アヌシー湖のほとりの公園を舞台にした、無料の野外音楽イベント「Live Peace」です。

公園がステージに変わる日

会場は、アヌシー・ル・ヴィユーにあるヴィニエール=ポマリー公園。9月20日、15時から22時までの7時間、この公園がまるごと平和のための特設ステージに姿を変えました。用意された座席は6,000席。開催1か月前の時点ですでに4,600席が予約で埋まっていたといい、当日はチケットが完売、会場に入れなかった人のためにライブストリーム配信も行われました。入場は無料ですが、事前登録が必須という仕組みです。

出演したのは、Imany、Synapson、Chimène Badiをはじめ、Philippine Lavrey、Jules Loewert、Gipsy Fraquito、DJ Matafanなど12組以上のアーティスト。フランス国内で幅広い世代に知られる顔ぶれが、ジャンルを超えて一堂に会しました。土曜の夜には地元DJによるセッションも組まれ、朝から晩まで音楽が途切れることのない一日になったようです。

10人のノーベル平和賞受賞者と歩む運動

Live Peaceは、2022年にフランスで生まれた国際的なムーブメントです。掲げるメッセージは「WE WANT PEACE」。今年は10人のノーベル平和賞受賞者と連携し、9月1日から30日までの1か月間、ヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、アジア、オーストラリアの全大陸で80以上のイベントを展開しています。ハッシュタグ「#WeWantPeace」のもとに集まる声は、アヌシーの公園だけでなく、世界のあちこちで同時多発的に響いていたことになります。
このコンサートの30万ユーロという開催予算は、地元の企業からの協賛金で賄われているといいます。来場者から寄せられる寄付は、Live Peaceが各地で開く他の無料イベントの運営費に回される仕組みです。運動を率いる人たちは「市民こそが歴史を変えてきた。私たちが一致団結する力で、この悪循環を断ち切ることができる」と語っているそうです。

Live Peaceはすでに2027年に向けた計画も掲げています。1万5000人から3万人規模の国際コンサートを軸に、世界各地で約300のイベントを同時展開する構想です。今回のアヌシーで用意された6,000席も、その通過点のひとつなのだといいます。

同じ日、違う場所で

代々木公園からLIFULL Tableへ。台風のなか、13時から17時過ぎまで、少人数で言葉をつないだ日本のPEACE DAY。その同じ週末、フランスでは公園に6,000の座席が並び、7時間にわたって音楽が鳴り続けていました。規模も形もまったく違う二つの光景ですが、根っこにある願いは同じだったように思います。世界中のどこかで、誰かが同じ日に同じ言葉を掲げていた。そう考えると、あの日LIFULL Tableで交わされていた言葉も、決して小さな部屋だけで完結していたわけではないのです。