開催日: 09.15, 09.16, 09.17, 09.18, 09.19, 09.20, 09.21, and more... / 主催:京都佛立ミュージアム

トランクの中の日本~戦争、平和、そして仏教~

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2015 年、京都佛立ミュージアムは終戦70年特別展として『トランクの中の日本 ~戦争、平和、そして仏教~』を開催させていただきました。この企画展は国内外で 大変な反響を呼び、以降4回にわたり開催を重ねて参りました。 

また、同展示に共感してくださった平和の国・サンマリノ共和国のご要望を頂戴し、 2018 年、2019 年と二度にわたって同国にて館外展示を開催いたしました。 

この写真展は、米軍兵士 ジョー・オダネル氏が撮影した終戦直後の日本と日本人、 焦土と化したヒロシマ、ナガサキなどで撮られた写真を展示するものです。彼は戦争の忌まわしい記憶と共に300枚に及ぶネガをトランクの中に封印しました。しかし、 戦火の絶えない世界に「あの体験を語り伝えなければならない。」と決意し、43年の時を経てトランクを開けたのでした。 

『トランクの中の日本 ~戦争、平和、そして仏教~』展は、厳選した約30点の写真を展示し、同時に「生きた仏教のミュージアム」として戦争と平和に関係する仏教のアイデアを紹介させていただきます。  

第一回の開催時、縁あってローマ教皇に送る献上品の中に、『トランクの中の日本』 の写真集と、この企画展のリーフレットを同封させていただく機会に恵まれました。


▲2015 年 7 月のローマ法王への献上品 

これが端緒となったか定かではありませんが、2017年末 ローマ教皇フランシスコは全世界へ「焼き場に立つ少年」の写真入りカードを配布するよう命じました。教皇は カードに「戦争が生み出したもの ~亡くなった弟を背負い、火葬の順番を待つ少年。 少年の悲しみは、かみしめて血のにじんだ唇に表れている」というメッセージを添え、 「これを印刷して配布したいと思った。このような写真は 1000 の言葉よりも人の心を動かし得る。皆さんと共有したいと思ったのもそのためだ」と語っています。 

「焼き場に立つ少年(焼き場にて、長崎)」。 

この写真の持つ力と影響力は年を重ねるごとに増してきています。混迷する世界 だからこそ、この写真展が戦争の悲惨さや人間の愚かさを伝え、平和について考える きっかけになると確信しております。 

この度、9月15日から21日の国際平和デーまでの一週間、一般財団法人 PEACE DAY主催で開催される『PEACE DAY WEEK』の期間にあわせて、株式会社LIFULL本社 1階LIFULL Tableを会場に同展示を開催させていただくこととなりました。 

サンマリノ共和国での展示を再び配列し、より鮮明に、色濃く、幅広く、戦争が生み出すものを共有し、共に世界の平和を祈り、生きる覚悟が育めるよう開催させていただきます。

ー開催概要

■開催日 :2021年9月15日(水)〜26日(日)

■時 間 :10時30分~17時00分(平日・土日祝日)※期間中の休館はなし

■主 催 :京都佛立ミュージアム

■協 賛 :一般財団法人PEACEDAY、本門佛立宗

■会 場 :株式会社LIFULL本社1階 LIFULLTable(東京都千代田区麹町1-4-4 1階)

■参加料金:無料

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