高見沢俊彦さんより「平和について」のメッセージをいただきました
イタリアにある世界最古の共和国にして301年の建国以来戦争をしたことがない国サンマリノ。その戦火を浴びていないブドウ畑から作られた『PEACE WINE』と、アートとワインに平和への想いを込め2020年よりスタートした『PEACE WINE PROJECT』から生まれた『PEACE T-shirts』。
PEACE DAY WEEKの配信でも各登壇者が来ていたこのTシャツのフロントとバックに大きくプリントされているのは、イタリアの人気画家 ロッサーノ・フェラーリ氏の絵画の一部。『NOTE DIVINO(神の楽譜)』と名付けられたこの作品は、日本を代表するロックバンド『THE ALFEE』のギタリスト『高見沢俊彦』さんのオリジナルワインのラベルのために描き下ろされました。
高見沢さんは、人道、科学、芸術文化の分野で広くサンマリノに貢献した人に与えられる勲章『聖アガタ騎士団勲章』の中の『Cavaliere ufficiare(カバリエーレ・ウフィチャーレ)』を授与されています。それを記念してサンマリノに作られた高見沢氏のブドウ畑『Vigna di Takamiy(ヴィーニャ・デ・タカミー)』のブドウから、高見沢さんオリジナルワインは生まれました。
そんな高見沢さんより「平和について」というタイトルのメッセージをいただきましたので、ここに掲載させていただきます。
平和について ⾼⾒沢俊彦
平和って何だろう?
私たちが⽣まれ育った時代は、
平和が当たり前の事として⽣きてきました。
そのせいか、平和を毎⽇のように
考えながら過ごしてはいません。
要するに私たちは、平和に対して
鈍感になっているということです。
でも、そうであればあるほど、
平和は⾝近に存在するということにもなりますよね。
しかしながら、世界に⽬を向けると
いつまでも鈍感ではいられません。
ネットワークの普及により、あらゆる国の情報が
リアルタイムで⾶び込んで来て、
世界中が平和で安全とは⾔い切れないからです。
個⼈の権利や⾃由が守られる世界。
争いのない世界。
差別のない世界。
私たちはそれらを理想で終わらせるのではなく、
現実に近づけようとする意識をそれぞれ持つことが、
重要なポイントになります。
そういった意味において、⼀年に⼀度でもいい、
私たちが平和について考える時間を持つこと。
それだけでもPeace Dayとしての意義は⾼いでしょう。
未来に向かい、絶対に守らなければいけないのは
私たちの平和です。
それには⾳楽の⾃由や、表現の⾃由も含まれます。
平和は⼀⼈だけでは守れません。
今後、⼀⼈⼀⼈の平和に対する思いが、
強固な意志となって繋がってゆくことを
願うばかりです。