2021年9月29日 ・

高見沢俊彦さんより「平和について」のメッセージをいただきました

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イタリアにある世界最古の共和国にして301年の建国以来戦争をしたことがない国サンマリノ。その戦火を浴びていないブドウ畑から作られた『PEACE WINE』と、アートとワインに平和への想いを込め2020年よりスタートした『PEACE WINE PROJECT』から生まれた『PEACE T-shirts』。

 

PEACE DAY WEEKの配信でも各登壇者が来ていたこのTシャツのフロントとバックに大きくプリントされているのは、イタリアの人気画家 ロッサーノ・フェラーリ氏の絵画の一部。『NOTE DIVINO(神の楽譜)』と名付けられたこの作品は、日本を代表するロックバンド『THE ALFEE』のギタリスト『高見沢俊彦』さんのオリジナルワインのラベルのために描き下ろされました。

 
 
高見沢さんは、人道、科学、芸術文化の分野で広くサンマリノに貢献した人に与えられる勲章『聖アガタ騎士団勲章』の中の『Cavaliere ufficiare(カバリエーレ・ウフィチャーレ)』を授与されています。それを記念してサンマリノに作られた高見沢氏のブドウ畑『Vigna di Takamiy(ヴィーニャ・デ・タカミー)』のブドウから、高見沢さんオリジナルワインは生まれました。

 

そんな高見沢さんより「平和について」というタイトルのメッセージをいただきましたので、ここに掲載させていただきます。

 

 

平和について    ⾼⾒沢俊彦

 

平和って何だろう?

私たちが⽣まれ育った時代は、

平和が当たり前の事として⽣きてきました。

そのせいか、平和を毎⽇のように

考えながら過ごしてはいません。

要するに私たちは、平和に対して

鈍感になっているということです。

でも、そうであればあるほど、

平和は⾝近に存在するということにもなりますよね。

 

しかしながら、世界に⽬を向けると

いつまでも鈍感ではいられません。

ネットワークの普及により、あらゆる国の情報が

リアルタイムで⾶び込んで来て、

世界中が平和で安全とは⾔い切れないからです。

 

個⼈の権利や⾃由が守られる世界。

争いのない世界。

差別のない世界。

私たちはそれらを理想で終わらせるのではなく、

現実に近づけようとする意識をそれぞれ持つことが、

重要なポイントになります。

 

そういった意味において、⼀年に⼀度でもいい、

私たちが平和について考える時間を持つこと。

それだけでもPeace Dayとしての意義は⾼いでしょう。

 

未来に向かい、絶対に守らなければいけないのは

私たちの平和です。

それには⾳楽の⾃由や、表現の⾃由も含まれます。

平和は⼀⼈だけでは守れません。

今後、⼀⼈⼀⼈の平和に対する思いが、

強固な意志となって繋がってゆくことを

願うばかりです。